小舎人童の源氏物語日記

源氏物語を広めています。

帚木・其の一 男性脳の今昔

こんばんは。小舎人童です。 今日から「源氏物語」の「帚木」巻について、 解説していきたいと思いますので、 どうぞお付き合いください。 この巻は二つの話から成り立っています。 一つ目は「雨夜の品定め」と呼ばれる、 宮中に集まった貴公子達の過去の恋…

風俗博物館の思い出

皆さん、こんばんは。 小舎人童です。 現在、源氏物語「帚木」巻の解説を執筆中ですが、 本業が忙しくて難航していますー(´;ω;`) そこで、僕の中の人が執筆している アメブロの別ブログから、 先日の大河ドラマ「光る君へ」の ゆかりの地を訪ねるコーナーで…

お詫び。(Amebloより本人記事転載)

※本日は、自身のAmebloに掲載しました、 先日の記事訂正に関するお詫びブログを転載いたします。 お時間があればお読み頂けましたら幸いです。 本当に申し訳ございませんでした。※ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 皆…

藤原家について解説します。※1/15加筆訂正アリ・申し訳ありません

皆さま、こんにちは。 、、、すみません、1/13投稿分に、 誤りがありました!! 前の記事にも書いたのですが、 我が家にはテレビがなくて、 ダビングしてもらったものを 早送りでざっと見て、 急いで投稿したため、 間違えてしまい、 読んでくださった皆様…

藤原家について少しだけ解説します。

皆さま、こんにちは。 本日もAmebloより転載いたします。 転載すると、今までうまくできなかった、 はてなブログへの写真が投稿できる!!と、 喜んでいます(-_-;)、、、平安時代人なのでお許しを。 では、本文をどうぞ。 今日は大河ドラマで注目されている…

「紫式部日記」について①

今日は「紫式部日記」についてお話しします。 実は同じ内容をamebloにも書いています。 amebloとこちらで、 どんなふうに違うのかを実験したいので、 どちらも読んで下さっている方には、 重複をお許し下さいね。 「紫式部日記」は、 式部がお仕えしていた、…

光源氏はなぜモテる?その本質とは。

光源氏はなぜモテる? こんにちは。小舎人童です。 今、新年ですが、今年の日本は 大変な年明けとなりました。 あたかも源氏の君が、 須磨に流された年のように、 不安を感じていらっしゃる方が多いと思います。 皆さんのお気持ちが、 少しでも明るくなるよ…

和泉式部日記の事

どうも。小舎人童です。 今日は僕が登場する「和泉式部日記」についてお話したいと思います。 ☆物語と日記☆ 実は「平家物語」が事実をもとにしたものなので、 「源氏物語」も半分ノンフィクションだと思っている方に 出会ったことが何回もあります。 「平家…

桐壺・其の七 桐壺まとめ

桐壺まとめ 、、、ここまでで光源氏12歳。葵上14歳。 葵上の兄で光源氏の親友となる頭中将は16歳という設定になっています。 (物語用の年表を年立・としだて、といいます。) だいぶ若い。というかまだ子供。と、言ったほうが正しい。 しかし、人生が50年だっ…

桐壺・其の六 平安時代あるある

平安時代あるある 、、、ざっくりとあらすじを書きましたが、 皆様が疑問に感じるであろうことの一つに、 「皇子の暗殺なんてしたら罪に問われるのでは?」 というのがあると思います。 歴史の年表を確認すると、古代日本、飛鳥・奈良時代には、 皇位継承権…

桐壺・其の五 失ったもの

失ったもの この後、物語は急ピッチで進行し、 幼い光源氏は宮中に戻り、皇子としての生活が始まります。 その玉のような美しさと愛らしさから、 人々は彼を「光る君」と呼び始めます。 その様子は、何をさせても人並み以上に飲み込みが早く、 博士たちが舌…

桐壺・其の四 平安時代のものの見方

平安時代のものの見方 前回の部分までで、 ちょっとよくわからなくなった方もいらっしゃいますよね。 少し解説が必要です。 まず、 「これも子ゆえに何も見えなくなっている親心」と訳したのは、 古文でよく見る、 「子ゆえの闇」と原文で表現されている部分…

桐壺・其の三 すれ違う愛

すれ違う愛 さて、物語に戻ります。 後宮あるあるですが、他のたくさんの妃たちは 一斉に桐壺更衣を目の敵にします。 それぞれが実家の命運を背負って入内しており、 女性たちは皆チャンスを狙って必死なわけですから、 当たり前です。 彼女たちのほとんどは…

桐壺・其の二 愛はすべてを奪う、、、かもしれない。

愛はすべてを奪う、、、かもしれない。 桐壺帝にはすでに弘徽殿の女御という右大臣の娘である后がいました。 右大臣は最高権力者。 弘徽殿は男子を産んでおり、 その子が皇太子になることは間違いないと思われていました。 そこにある日、桐壺更衣という大変…

桐壺・其の一 物語の始まり

物語の始まり 「いづれの御時にか、、、」 という有名な書き出しを聞いたことがない方はいらっしゃらないでしょう。 この格調高い書き出しは、この物語の舞台が宮中であることを表現しています。 まずここから広がっていくのは、後宮での出来事です。 「桐壺…

源氏物語への道

はじめまして。小舎人童(こどねりのわらわ)と申します。 えらい方にお仕えして、雑用をしている子どもです。 名前はありません。 平安時代には誰かに呼ばれるときは身分の名称で呼ばれます。 親は名前をつけたと思いますが、それを人前で正しく読んだりはし…